衣類の96.4パーセントは輸入品
何日か前、なにげなく新聞(さいきん東京新聞にかえました)を
ながめていると、洋服を扱っている者にとっては気になるデータが。
それは日本国内で流通している衣類に占める輸入品の割合が、
なんと96.4パーセントに達しているというデータ。(2012年 数量ベース)
つまりこれってここに100枚の洋服があるとすると、4枚だけが日本製で96枚は
外国製ってことですね。ユニクロに代表される、ファストファッションでしかお買い物を
しない人にとってはもはや当り前のことかもしれません。
けれど、メイドインジャパンの、丁寧につくられた品物を愛する者にとっては
そうではありません。コストだけを追求して、それ以外の大切なファクターを切っていくことで、
本当にいい物や長く愛される物ができるのかと悲しくなります。
いまに物作りをしたくてもできなくなってしまったり、いい物を作る基準がなくなったり。
つまりいい縫製工場が潰れてしまって、そこで働く職人さんたちもいなくなるということです。
さて当店では100枚の洋服があったら、そのうちの96枚は日本製で、4枚はネパール製とかの
フェアトレード商品になっています。ほんとにほんとに微力ですが、日本という国が物作りの
基準というようなものを失った国にならないように、メイドインジャパンにこだわっていきたい
んです。
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