チープ・シックとは?

オーガニックコットン

2013年05月30日 15:38

今朝の東京新聞・「本音のコラム」欄。

法政大学教授の竹田茂夫さんが、

「チープ・シックの裏側」と題して、

先月末にバングラデシュでおこった縫製工場倒壊について

書いておられます。





いまや巷には安くてファッショナブルな服が氾濫していますが、

その「裏側」には、劣悪な労働条件のなか、メチャクチャな低賃金で

働かざるを得ない人々がいるのです。

その人々の犠牲を前提にして、先進国の「チープ・シック」がある訳ですね。

さすがに今回の大災害で、欧州のアパレル各社や大手小売は

法的拘束力のある協約を結んで、厳格な工場視察を行うとのこと。

けれどアメリカのウォルマートやGAPなんかは協約署名を拒否しているし、

日本のユニクロも協約には煮え切らない態度をとっているらしい。

やれやれ。本当に虐げられた人々への想像力を喪失してしまって、

「チープ・シック」もなにもあったもんじゃない。

チャイナプラスワンとかで、中国よりもローコストで作ることばかり考えていると、

いまに大変なしっぺ返しがくることを想像して欲しいんです、会社も消費者も。




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